投資全般 VIX(米国VI)

米国VIブルETF(UVXY)の投資リスクや傾向を分析

こんにちは!こま(@koma_piece01)です。

このページではGMOクリック証券で取引できるVIX(恐怖指数)銘柄の一つ「米国VIブルETF(UVXY)」についての解説していきます。

先に結論を書きますが、米国VIブルETF(UVXY)はハイリスクな銘柄のため投資初心者には絶対オススメしません

先物取引やFXなどの取引経験があり、米国VIブルETF(UVXY)の特徴を理解した上でそれでもメリットがあると思える方のみ検討してください。

この記事でわかること

  • 米国VIブルETF(UVXY)の概要・特徴
  • 米国VIブルETF(UVXY)はハイリスクな銘柄であること
  • 米国VIブルETF(UVXY)の取引方法
こま
米国VIブルETF(UVXY)は、ある程度投資経験の豊富な方向けの銘柄となっています。

ハイリスクな理由も書いていますので、他のサイトで情報も収集しつつ投資判断をされると良いかと思います!

私はGMOクリック証券で米国VIブルETF(UVXY)の取引をしています。

>>GMOクリック証券CFD

米国VIブルETF(UVXY)の5つの特徴

米国VIブルETF(UVXY)の5つの特徴

米国VIブルETFという名称はGMOクリック証券が独自に付けたものですが、中身はプロシェアーズ社の商品「プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UXVY)」です。

GMOクリック証券のホームページでもその旨記載されておりますので、気になる方はご確認ください。

>GMOクリック証券 取り扱い銘柄ページ

 

この米国VIブルETF(UVXY)ですが、下記のような特徴があります。

米国VIブルETF(UVXY)の5つ特徴

  • ①VIXと連動した動きをする
  • ②VIXに比べて1.5倍のボラティリティ(値動きの幅)
  • ③下落圧力がかかりやすい
  • ④金融不安になると暴騰する
  • ⑤金利調整額の支払いが発生する
こま
それではこれら米国VIブルETF(UVXY)の特徴について掘り下げていきます。

 

①②米国VIブルETF(UXVY)はVIXと同じ動き、ボラティリティは1.5倍

VIXと米国VIブルETFの比較表

引用:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Fact Sheet」

上記のグラフはプロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)の公式サイト内で記載されている、2020年1月〜3月間のVIXとプロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)の比較グラフです。

紺色の線がVIXで、黄緑の線がプロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)になります。

見比べてみると・・・

  • どちらも同じ動きをしている
  • プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)はVIXに比べてボラティリティがある

ということがわかります。

 

③米国VIブルETF(UVXY)は下落圧力がかかりやすい

米国VIブルETF(UVXY)の設定来(2011年10月3日)チャート

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

上記のチャートはプロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)の公式サイトで公開されている「Nav History」(基準価格推移)(CSVファイル)を元にエクセルでグラフ化したものです。

チャートの補足

プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)は、過去に9回の併合が行われています。

このチャートは併合前後の整合性を取るため、最初から現在の値に換算して作成しています。

プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)が設定された2011年10月3日からの長期チャートを作ってみたのですが、左端の方の値動きがわかるだけでそれ以降は底に張り付いたまま推移がわかりませんね笑

こま
ということで、同じ元データを使って2015年からのチャートを作ってみました。

米国VIブルETF(UVXY)2015年からのチャート

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

このチャートでも、米国VIブルETF(UVXY)は2017年に入ったところで値動きがわからなくなっています。

ただ、長期的に見れば値が下がっているということは、ここまでの2つのチャートでもわかります。

こま
せっかくなので、もっと期間を絞った2018年以降のチャートも下記に掲載します。

米国VIブルETF(UVXY)2018年からのチャート

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

所々膨れ上がっている箇所はあるものの、全体を通してみると値が下方向に動くという米国VIベアETF(UVXY)の特徴はこのチャートでも表れています。

下方向に動く傾向があるのは、コンタンゴと呼ばれる価格調整が行われるためです。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

コンタンゴ とは?意味や調べ方・過去のコンタンゴ の割合
コンタンゴとは?意味や調べ方と過去の割合

こんにちは!こま(@koma_piece01)です。 このページを見に来られた方は、新たに先物取引を始めようとしている方もしくは先物取引を始めたばかりの方かと思います。 先物取引をする上でコンタンゴ( ...

続きを見る

 

④米国VIブルETF(UVXY)は金融不安になると暴騰する

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

米国VIブルETF(UVXY)の特徴④「金融不安になると暴騰する」ですが、③「時間とともに値が下がっていく傾向がある」でも使用した2018年以降のチャートを用いて説明します。

チャート上で米国VIブルETF(UVXY)が暴騰した2つの時期に赤丸をつけました。

VIXショック新型コロナショックです。

VIXショックとは

2018年2月初旬にVIXが暴騰とした出来事です。

背景として米国株の好調・VIXの低水準(多くの投資家が楽観)の中で予想を超える米長期金利の大幅上昇がきっかけとなり、株価下落・VIX上昇となりました。

新型コロナショックとは

これは説明不要ですね。

VIXショックと同様、米国株の好調・VIXの低水準にあった中、中国から拡まった新型コロナウイルスが世界中に蔓延しパンデミックとなりました。

米国でも多くの感染者が出て経済への悪影響が懸念されたことから株が大暴落・VIX暴騰となりました。

こま
このように米国VIブルETF(UVXY)は暴騰時のボラティリティが半端ないので、自分でストップはロスカットルールを決めるようにしておかないと大きな損失を被ってしまいます。

 

⑤米国VIブルETF(UVXY)は金利調整額の支払いが必要

米国VIブルETF(UVXY)は米国VIとは違い、価格調整(コンタンゴ、バックワーデーション)はありませんが、取引終了時点で建玉を保有していた場合には金利調整額の支払いが必要になります。

では、どのくらいの支払いが生じるのか、GMOクリック証券の2020年5月後半の金利調整額カレンダーを例に見てみます。

米国VIブルETF(UVXY)の金利調整額

売(ショート)の場合の金利調整額は1枚あたり1日0.30円前後(年間で約87.6円)です。

このコストが安いのか?高いのか?を判断するために、米国VIブルETF(UVXY)の日々のボラティリティを見てみましょう。

2020年6月8日と6月9日の基準価格を例にあげてみます。

  • 6月8日:28.67ドル
  • 6月9日:31.24ドル

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

1ドル108円とした場合、米国VIブルETF(UVXY)は一日28.67 - 31.24 = -2.57ドル(円換算で277.56円)の値動きがあります。

1日0.30円ほどの金利調整額であれば、個人的には気にしなくて良いコストかと考えています。

 

米国VIブルETF(UVXY)の長期投資はリスク高め、狙うなら短期取引

米国VIブルETF(UVXY)の長期投資はリスク高め

米国VIブルETF(UVXY)の特徴を踏まえて、2種類の運用方法について検討してみたいと思います。

こま
結論を先にお伝えしておくと、長期投資はリスクが高いので短期から中期(1年以内)の売買が無難と考えています。ただ、それでも難易度は高いです。

その理由について説明していきます。

  • 株価暴落に備えた買い戦略
  • 平常時の下落を狙った売り戦略

株価暴落に備えた買い戦略

1つ目は、平常時に米国VIブルETF(UVXY)の買い建玉を仕込んでおいて、株価が暴落(=米国VIブルETF(UVXY)が暴騰)した際に売り抜けるという戦略です。

この戦略がうまくいけば、株が暴落して買い増ししたいタイミングに投資資金を得ることができるためリスクヘッジにもなります。

ただし、下記2点に注意しなければいけません。

仕込むタイミングが難しい(暴騰が来るまでに含み損がかさむ)

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

暴騰時のインパクトが強い米国VIブルETF(UVXY)ですが、平時の値下がりも馬鹿にできません。

直近の例をあげると、新型コロナショックが起こる前(2020年2月19日)の米国VIブルETF(UVXY)は10.62ドルまで下がっていました。

では1年前はどうだったかというと、なんと46.35ドルです。

1年で1/4になってしまうんです。

売り抜けるチャンスは限られている

米国VIブルETF(UVXY)の暴騰は長く続かない

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

何度も使っている図ですが、米国VIブルETF(UVXY)の暴騰は長く続きません。

そのため日々値動きをチェックしていないと、売り抜けのチャンスを逃してしまう可能性があります。

また、暴騰していることはわかっていても売り抜ける水準の判断も難しいです。

これだけ急な動きをするため「もう少し上がるかも」といったスケベ心がチャンスを逃してしまう可能性もあります。

つまり、近いうちに起きる暴騰を予想して建玉を仕込まないと、日々評価額が下がるストレスや、いつ来るかもわからない暴騰を待ち続けるストレスに耐えられる方でないとオススメできない戦略です。

 

平時の下落を狙った売り戦略

2つ目は時間とともに値が下がっていく米国VIブルETF(UVXY)の特徴を利用した売り戦略です。

実際に1年間でどれだけ下落しているかを表にまとめてみました。

※スマホでご覧の場合、表は横にスクロールできます

年数年初値年末値下落率
2011年*240,000,00074,071,00069.1%
2012年64,902,0002,013,37096.9%
2013年1,580,740167,70889.3%
2014年174,05462,733.564.0%
2015年61,974.514,042.4577.3%
2016年15,506.05869.5994.4%
2017年735.9951.6893.0%
2018年46.8181.46-74.0%
2019年77.4712.6783.6%

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

*2011年は10月3日から

2018年を除き過去8年は年初来の値よりも年末の値の方が低くなっています

えげつない下落率なので、こちらもうまくいけば大きな利益を上げられます。

ただし、買い戦略と同様に注意点があります。

予測できない暴騰の時期・上昇幅

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

実は先に上げた年ごとの下落率は、実はそんなにすんなり事が進む話ではありません。

理由は、年の途中で暴騰が起きている場合もあるからです。

つまり年初と年末の比較では大きく下落して終えた年も、必ずしも下落一辺倒であったわけではないということです。

投資の世界では全然不思議な話ではないですよね。

ただ暴騰する際のボラティリティが非常に大きいので、ロスカット(強制決済)を余儀なくされた投資家が大勢いると予想されます。

ということで、先ほどの表にその年の最高値を加えたものが下記になります。

※スマホでご覧の場合、表は横にスクロールできます

年数年初値年内最高値年末値下落率
2011年*240,000,000240,000,00074,071,00069.1%
2012年64,902,00064,902,0002,013,37096.9%
2013年1,580,7401,630,620167,70889.3%
2014年174,054261,30462,733.564.0%
2015年61,974.582138.514,042.4577.3%
2016年15,506.0528577.05869.5994.4%
2017年735.99735.9951.6893.0%
2018年46.81205.7881.46-74.0%
2019年77.4783.0412.6783.6%
2020年*12.02112.5331.25

出典:ProShares ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Nav History」

*2011年は10月3日から
*2020年は6月9日までの暫定

最高値が年初ではない年の数値を赤字にしてみました。

過去10年のうち6回は年初以外の値がその年の最高値になっており、そのうち年初の値を大幅に超えている年もあります。

そのため売り戦略を取る場合はストップ注文を厳しめに設定して挑む必要があります。

こま
2018年のVIXショックでは直近安値から4倍に、2020年の新型コロナショックではなんと10倍まで暴騰しました。

株ならテンバーガーです嬉しいのですが・・・

注意ポイント

ここまで読まれた方の中には、じゃあ暴騰時に売りのポジションを建てれば良いのでは?とお考えになる方もいらっしゃると思います。

確かに暴騰時に高値で売りポジションを建てられればその後お宝の建て玉になる可能性があります。

しかしボラティリティが高くなると、投資家保護の観点から証券会社の判断により新規注文の規制がかかる場合があります。

私も暴騰時に新規注文ができるか確認をしたことがありますが、大抵は規制がかかっている印象です(具体的な日付がわからず申し訳ありません)。

 

米国VIブルETF(UVXY)を取引するには?

米国VIブルETF(UVXY)を取引できる証券会社は?

これまで述べてきた米国VIブルETF(UVXY)の特徴や注意点を理解した上で、それでも取引をしてみたいという方は取引口座の開設が必要です。

米国VIブルETF(UVXY)を取り扱っているGMOクリック証券を含めて3社になります。

>>GMOクリック証券CFD

>>サクソバンク証券

>>IG証券

 

私はGMOクリック証券を利用していますが、その理由は手数料無料売買の際のスプレッドが狭い最低取引額の制限がないためです。

私は重視しませんでしたが、24時間電話サポートを行っていることに安心感を持つ方もいると思います。

>>その他GMOクリック証券のCFD口座の特徴について

 

また、GMOクリック証券CFDでは米国VIブルETF(UVXY)以外にも、ダウ30やS&P500・ナスダック100といった株価指数先物や、一部の米国個別株(先物)、金や銀・原油などの商品先物の取引も行えます。

 

米国VIブルETF(UVXY)のGMOクリック証券での取引方法

GMOクリック証券での米国VIブルETF(UVXY)取引方法

米国VIブルETF(UVXY)は、GMOクリック証券で口座を開設したあとは公式サイトの会員ページか専用アプリ「CFDroid」にて取引ができます。

ここではアプリインストール後の操作方法を画像付きで解説します。

 

GMOクリック証券のアプリにログイン・取引

 

米国VIブルETFをタップしトレードを選択、買いか売りを選択

 

「成行」「通常(指値・逆指値)」「OCO」「IFD」「IFO-OCO」のいずれかで注文

 

米国VIブルETF(UVXY)の記事まとめ

以上「米国VIブルETF(UVXY)の投資リスクや傾向を分析!初心者はオススメしません」でした。

米国VIブルETF(UVXY)は、VIXの1.5倍の動きをするハイリスク・ハイリターンの銘柄です。取引の際はリスクとリターンを比較し、納得した上で取引をしてください。

>>GMOクリック証券CFD

 

投資は自己責任ですので、損失を被った場合でも責任は負いかねます

こま
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

こま

30代独身男、都内勤務の会社員こまです。日々の節約や収入アップを模索しつつ、余裕資金を株や金・不動産などに投資しています

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