投資全般 VIX(米国VI)

米国VIベアETF(SVXY)はハイリスクハイリターン!長期投資はオススメしません

2018年11月22日

こんにちは!こま(@koma_piece01)です。

このページではGMOクリック証券で取引できる、近年注目のVIX(恐怖指数)銘柄の一つ「米国VIベアETF(SVXY)」について解説していきます。

先に結論を書きますが、米国VIベアETF(SVXY)は少額から購入できますが、リスクの高い投資商品です。

また、長期投資はオススメせず、短期取引(1年未満)をするべきというのが私の結論です。

米国VIベアETF(SVXY)の取引は投資経験がそこそこある中級者以上の方推奨です。

この記事でわかること

  • 米国VIベアETF(SVXY)の概要・特徴
  • 米国VIベアETF(SVXY)の暴落リスク
  • 米国VIベアETF(SVXY)の取引方法
こま
米国VIベアETF(SVXY)は、理論的には長期投資で評価額が大きく増えるため一部では「宝くじ銘柄」とも呼ばれています。

しかし、ネガティブなことも書いているので、他のサイトで情報も収集しつつ投資するかの判断をされると良いかと思います!

私はGMOクリック証券で米国VIベアETF(SVXY)の取引をしています。

>>GMOクリック証券CFD

米国VIベアETF(SVXY)の5つ特徴

米国VIベアETF(SVXY)の5つ特徴

米国VIベアETFという名称はGMOクリック証券が独自に付けたものですが、中身はプロシェアーズ社の商品「プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)」です。

GMOクリック証券のホームページでもその旨記載されておりますので、気になる方はご確認ください。

>>GMOクリック証券 取り扱い銘柄ページ

米国VIベアETF(SVXY)の5つの特徴

  • ①VIXと逆相関の動き(S&P500と動き方は似る)
  • ②VIXと比べて0.5倍のボラティリティ(値動きの幅)
  • ③上昇圧力がかかりやすい
  • ④数年に1度暴落している
  • ⑤金利調整額の支払いが発生する
こま
それではこれら米国VIベアETF(SVXY)の特徴について掘り下げていきます。

 

①②米国VIベアETF(SVXY)はVIXの値動きは逆相関、ボラティリティは0.5倍

米国VIベアETF(SVXY)はVIXの値動きは逆相関、ボラティリティは0.5倍

引用:ProShares SHORT VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Fact Sheet」

上記のグラフはプロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)の公式サイト内で記載されている、2020年1月〜3月間のVIXとプロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)の比較グラフです。

紺色の線がVIXで、黄緑の線がプロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)になります。

見比べてみると・・・

  • 真逆の動きをしている
  • プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)のボラティリティがVIXに比べて半分である

ということがわかります。

 

③④上昇圧力がかかりやすい、数年に1度暴落している

米国VIベアETF(SVXY)はなぜ時間の経過とともに上昇していく傾向があるのでしょうか?

答えは「コンタンゴ」と呼ばれる価格調整の影響で米国VIベアETF(SVXY)には上昇圧力がかかりやすいからです。

簡単に説明すると以下のようになります。

先物取引と価格調整

先物取引はある時点であらかじめ将来の売買価格を決めておく取引です。

そしてこの取引は、月々更新(ロールオーバー)していくことで長期保有が可能になっています。

ところが期限(限月)を今月(期近)から来月(期先)に更新する際に、同じ価格で更新できるとは限りません。

更新時に価格が高くなる(期先の価格の方が高い)場合を「コンタンゴ」、価格が安くなる(期先の価格の方が安い)場合を「バックワーデーション」と呼びます。

米国VIベアETF(SVXY)の基準となるVIX先物では、過去10年におけるコンタンゴの割合が84.8%と多いことが時間の経過とともに上昇していく傾向があると言われる理由です。

こま
コンタンゴ・バックワーデーションについては別の記事にて詳しく説明しています
コンタンゴ とは?意味や調べ方・過去のコンタンゴ の割合
コンタンゴとは?意味や調べ方と過去の割合

こんにちは!こま(@koma_piece01)です。 このページを見に来られた方は、新たに先物取引を始めようとしている方もしくは先物取引を始めたばかりの方かと思います。 先物取引をする上でコンタンゴ( ...

続きを見る

 

このように米国VIベアETF(SVXY)は上昇圧力がかかりやすい要因がありますが、これまでどのように推移してきたのかを、長期チャートと表でを確認してみましょう。

米国VIベアETF(SVXY)の長期チャート

※スマホでご覧の場合、表は横にスクロールできます

年数年初値年末値上昇率
2011年*20.0025.8629.3%
2012年27.4866.16140.8%
2013年73.29135.0084.2%
2014年132.43122.81-7.3%
2015年123.54101.63-17.7%
2016年96.33182.4689.4%
2017年196.40509.29159.3%
2018年533.1342.36-92.1%
2019年43.0665.6352.4%

引用:ProShares SHORT VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Fact Sheet」

*2011年は10月3日から

上記のチャート・表はともにプロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)の公式サイトで公開されている「Nav History」(基準価格推移)(CSVファイル)を元にしたものです。

チャートの補足

プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF(SVXY)は、過去に分割・併合が行われています。

このチャートは併合前後の整合性を取るため、最初から現在値に換算して作成しています。

確かに米国VIベアETF(SVXY)は、設定された2010年6月10日から2018年の始めまでは一定の暴落を繰り返しながらも高い上昇率を維持していました。

ところが2018年2月初旬には、それまでの上昇が吹き飛んでしまうくらいの大暴落が起きています。

それがVIXショックです。

VIXショックとは

2018年2月初旬にVIXが暴騰(米国VIベアETF(SVXY)は暴落)とした出来事です。

背景として米国株の好調・VIXの低水準(多くの投資家が楽観)の中で予想を超える米長期金利の大幅上昇がきっかけとなり、株価下落・VIX上昇となりました。

では、米国VIベアETF(SVXY)がVIXショックによって大暴落したときS&P500の動きはどうだったかを、米国VIベアETF(SVXY)のチャートと並べて見てみましょう。

S&P500の長期チャート

出典:GMOクリック証券のプラチナチャートより

米国VIベアETF(SVXY)の長期チャート

引用:ProShares SHORT VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Fact Sheet」

ご覧の通り、S&P500は米国VIベアETF(SVXY)のような下落はしていません。

2018年2月のS&P500は高値が2837.1であるのに対して安値は2529.5と、約10.8%下落に止まっています。

たしかに米国VIベアETF(SVXY)は160%近く上昇する年があるなど猛烈な上昇率を記録する年もありますが、同様に大幅な下落も起きるため、長期投資には向かないハイリスクハイリターンな銘柄であると私は思います。

一部では、米国VIベアETF(SVXY)を複利で長期投資すれば十数年後には億を超える利益になる宝くじ銘柄などと謳われています。

しかし、これは暴落が起こらない前提での話になっています。

直近20年間をみてもわかるように、十数年投資をしていて暴落が起こらないというのは、まず考えられません。

  • ITバブルの崩壊(2000年)
  • リーマンショック(2008年)
  • 新型コロナショック(2020年)

2008年に起こったリーマンショックは「100年に一度の出来事」とも言われていましたが、実際にはわずか12年後の2020年に新型コロナウイルス感染症の世界的流行で株価の大暴落が起きました。

同じような大暴落は今後も10年に一度のサイクルで起こると想定しておくべきです。

米国VIベアETF(SVXY)に投資している評価額が1/10以下になっても耐えられるだけの強い精神力があれば別ですが、それ以外の方は少額で短期間(1年以内)に収めるべき銘柄です。

補足

米国VIベアETF(SVXY)は、VIXショックが起きた際にはVIX指数に対して1倍のボラティリティで設定されていました。

しかしVIXショックの影響が大きすぎたために調整が行われ、現在はVIX指数に対して0.5倍のボラティリティになっています。

そのためVIXショックのような大暴落は起きにくくなりましたが、その反面以前のような上昇率も期待できなくなりました。

 

⑤金利調整額の支払いが必要

米国VIベアETF(SVXY)は米国VIとは違い、価格調整(コンタンゴ、バックワーデーション)はありませんが、取引終了時点で建玉を保有していた場合には金利調整額の支払いが必要になります。

では、どのくらいの支払いが生じるのか、GMOクリック証券の2020年5月後半の金利調整額カレンダーを例に見てみます。

米国VIベアETF(SVXY)の金利調整額カレンダー

買(ロング)の場合の金利調整額は1枚あたり1日0.30円前後(年間で約87.6円)です。

このコストが安いのか?高いのか?を判断するために、米国VIベアETF(SVXY)の日々のボラティリティを見てみましょう。

2020年6月8日と6月9日の基準価格を例にあげてみます。

  • 6月8日:35.98ドル
  • 6月9日:34.90ドル

引用:ProShares SHORT VIX SHORT-TERM FUTURES ETF「Fact Sheet」

米国VIベアETF(SVXY)は、1ドル108円換算で一日に35.98 - 34.90 = 1.08ドル(円換算で116.64円)の値動きがあります。

一日0.30円ほどの金利調整額であれば、個人的には気にしなくて良いコストかと考えています。

 

米国VIベアETF(SVXY)を取引するには?

米国VIベアETF(SVXY)を取引するには?

これまで述べてきた米国VIベアETF(SVXY)の特徴や注意点を理解した上で、それでも取引をしてみたいという方は取引口座の開設が必要です。

米国VIベアETF(SVXY)を取り扱っているGMOクリック証券を含めて3社になります。

>>GMOクリック証券CFD

>>サクソバンク証券

>>IG証券

 

私が米国VIベアETF(SVXY)を取引する場合、GMOクリック証券を利用していますが、その理由は手数料無料売買の際のスプレッドが狭い最低取引額の制限がないためです。

また、24時間電話サポートも行っているので安心できるという方もいるのではないでしょうか。

>>その他GMOクリック証券のCFD口座の特徴について

 

GMOクリック証券CFDでは米国VIベアETF(SVXY)以外にも、ダウ30やS&P500・ナスダック100といった株価指数先物や、一部の米国個別株(先物)、金や銀・原油などの商品先物の取引も行えます。

 

米国VIベアETF(SVXY)のGMOクリック証券での取引方法

GMOクリック証券での米国VIベアETF(SVXY)の取引方法

米国VIベアETF(SVXY)をの取引は、GMOクリック証券で口座を開設したあとに公式サイトの会員画面でできる他、専用アプリ「CFDroid」でも行うことができます。

ここでは専用アプリインストール後の操作方法を画像付きで解説します。

 

GMOクリック証券のアプリからログイン・取引

 

米国VIベアETFをタップし、トレードを選択

 

 

米国VIベアETF(SVXY)の記事まとめ

以上、「米国VIベアETF(SVXY)はハイリスクハイリターン!長期投資はオススメしません」でした。

米国VIベアETF(SVXY)はVIX指数とのレバレッジが1倍から0.5倍に引き下げられましたが、依然としてハイリスクハイリターンの銘柄です。

大きな利益を得られる可能性がある反面、暴落で資産を失ってしまう可能性もあります。

取引をする場合は、暴落に備えたストップ注文・ロスカットの設定は怠らずに、1年以内の取引をオススメします。

>>GMOクリック証券CFD

こま
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

こま

30代独身男、都内勤務の会社員こまです。日々の節約や収入アップを模索しつつ、余裕資金を株や金・不動産などに投資しています

お金は生活する上でとても大切なものだからこそ、色々知識を増やしていくことが必要だと考えています。

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