【体験談】災害時の避難所は快適!必要物や過ごし方など

2019年10月13日

2019年10月12日から13日にかけて、過去最大級の台風19号(ハギビス)が日本を直撃しました。

私の住んでいる場所は河川の氾濫に対する懸念があったため、早い段階で避難所を利用しました。

実際のところ避難所ってどうなの?という方も多くいるかと思いますので、避難所を利用した感想やメリットなども書いていきたいと思います。

ちなみに、私は今回の台風で水害に遭うことはありませんでしたが、避難所を利用した選択は正しかったと思っています!

こま
この記事では避難所の利用に関する記事です。避難所の利用を迷っている方、行きたいけど思い切れないという方向けの記事です。

避難所を利用した経緯

今回の台風19号は超大型とされていて前々からニュースでも取り上げられていたため、私も当日は朝から近くの川の水位やニュースをこまめに見ていました。

午前中から警戒レベル3(高齢者は)が発令されていたものの、近くの川の水位はまだ550cmと、警戒レベルの570cmも未達の状態でした(ちなみに氾濫が起きる水位は950cm)。

警戒レベル3は5段階中3段階目の警戒レベルで、「高齢者等は避難、他の住民は準備」という段階です。

 

14:00くらいから近くの川の水位に変化

正直、川の水位はまだ低いし余裕かな?と思っていたのですが、14:00を過ぎたあたりから水位が10分ごとに10cmずつ増えるようになってきました。

台風が通過するのが21:00過ぎまでこのままのペースで水位が上がるとすると、氾濫水位の950cmまで到達しそうな状況。

そして本気で避難に行くか迷っていた16:00頃に、行政の警戒レベルも4の避難勧告に切り替わりました。

私はこの時、呑気にチャーハンを作って食べていて、まだ洪水が起きるかもしれないという危機感はそれほど大きくなかったのですが、より確実な選択をしよう!ということで避難所へ移動することを決めました。

 

実際の避難所の様子(16:30頃)

私が避難したのは近くの小学校。

体育館が2階にあったので安心できました。

入口で受付(氏名と住所記載)をする際には、私のような独身は場違いかな?という気持ちも多少ありましたが、受付の方に暖かく迎えてもらえました。

受付を済ませて中に入ると、すでに避難にきている人がチラホラ。

小さい子どもがいる世帯や、高齢者が目立ちましたが、独身者も少しいました。

私は出来るだけ荷物は少なくしようと思っていたので、スマホやスマホの充電器、財布と500mlのペットボトルという軽装備で行きましたが、他の避難者はリュックサックなど大きめのバッグを持ってきていることがほとんどで、気を遣いすぎたかもしれません。

ともあれ場所を確保して軽く仮眠を取ることにしました。

 

避難所(20:00頃)

20:00頃に目が覚めて周りを見てみると、だいぶ人が増えていました。このくらい人が集まってくると、どこに待機しようかと場所を探す人も出てきました。

もちろんこうした時は譲り合いの精神で、お願いすれば詰めて場所を空けてくれそうですが、そうしたことが苦手な場合は早めに避難所に避難した方が良いかもしれません。

 

避難所の物資について

避難所に来た頃は気づかなかったのですが、体育館の入口には水や非常食も用意されていました。

一人一個といった個数制限も特になかったので、物資の余裕はあったようです。

こま
私は結局貰わずに終わったのですが、今思うとわかめご飯食べたかったな〜笑

 

防寒用の毛布やアルミシートも

21:00頃(曖昧ですみません)になると毛布も届きました。

これもかなり数があったようで、最後の方に貰いに行ったのですがまだまだ余っていました。

また、毛布の他にもアルミシートも用意されていて、これがなかなか暖かいようです!

ただ、季節的なこともあるのか、体育館内は寒いということはなく、私は半袖で過ごせました。

 

近くの川の水位と雨風が収まったのを確認して帰宅

避難所に避難した原因となっていた近くの川の水位ですが、結局22:00頃に最大650cm(氾濫レベルは950cm)くらいまで上昇したものの、その後は水位も徐々に下がってきました。

そのため、避難当初は朝まで避難するつもりでいたのですが、雨風も収まったことを確認しつつ日付がちょうど変わる0:00頃に帰宅をすることにしました。

避難時に使った毛布を片付け、受付にて帰宅する旨を告げて帰路につきました。

幸い下水の逆流や窓が割れたということもなく、無事元の生活に戻ることができました。

 

避難所を利用してみた感想

今回、初めて避難所を利用しましたが、一度利用したことで抵抗感もなくなりました。

今後避難するか迷う災害があった時には積極的に利用していこうかと思います。

 

避難所は安心感がある

避難所を利用するかどうか迷っている時点で、自宅など今の避難場所に不安を感じているということです。

そうした不安をずっと感じながら災害をやり過ごすよりは、はじめからより安全と思える場所に移動した方が安心です。

直近のリスク回避をすることで、心に余裕が生まれて冷静な判断をしやすくなりますし、何より自分の他にも避難者がいるという安心感がありました。

 

避難所に持っていった方が良いもの

今回、避難所を利用して感じたことは、もっと物を持ってきても良さそうだったということです。

避難所はとにかく暇なので、何か暇つぶしができるものがあると良さそうです。

もちろんスマホで足りる人もいるでしょうが、漫画本や文庫本などがあるとより快適に過ごせるかもしれません。

また、夜は冷える可能性があるので、羽織うことができるものもあると良いと思います。

 

避難所の利用に関してありそうな疑問

小さい子どもがいるから周りの目が気になる

全然大丈夫です!

むしろ小さな子どもがいる世帯の割合は高かったように思います。

もちろん小さな子どもだと騒いだり泣いたりすることもあるでしょうが、広い体育館の中が静まり返っているよりは子どもの声が響く方が良いと私は感じました。

 

独り身で避難するのが恥ずかしい

私もそんな気持ちがありました笑

実際、私が避難した16:30頃は独り身は少なかったように感じましたが、20:00頃になると独り身の人もかなり増えていました。

恥ずかしさを優先して命が危なくなるのは本末転倒です!

冷遇されるわけでもないので、積極的に利用しましょう!

 

トイレが不安です

私が利用した小学校のトイレはキレイな状態だったので、私は気持ちよく利用できました。

ただしトイレについては、利用する施設によると思います。

もしトイレの不安がある場合は、新しめの避難所に避難した方が良いかもしれません。

 

ペットを連れて行っても良い?

良いようです。

私が避難した避難所では、実際にペットを取れてきている世帯がありました(最初は犬の鳴き声がして驚きましたが笑)。

ただ、ペットが苦手な方や、アレルギーのある方もいるので、ケージに入れるなど周りへの配慮は必要です。

 

おわりに

以上、「【体験談】災害時の避難所は快適!必要物や過ごし方など」でした。

避難所で過ごした時間は8時間程度ですが、安心して超大型台風をやり過ごすことができました。

また、毛布を受け取りに行った際に、配る手伝いをしていた小学生くらいの子どもたちがとても強く印象に残っています。

優しい気持ちを持ったまま大人になってほしいです。

こま
最後まで読んでいただきありがとうございました!
  • B!